ブレインフォグで頭がスッキリしなかった患者さんの症例
「ブレインフォグ」は、頭の中に霧がかかったような状態で、ぼんやりしてしまい、考える事や集中が難しい状態の事を言います。
今回お話しする患者さんの症例は、ブレインフォグで集中力がなくなって、何事にもやる気が無くなってしまい、全身倦怠感もあった患者さんの症例です。
最近では、コロナ後遺症でブレインフォグで悩まれている方が多いという話も耳にします。
今回お話しするのは、コロナ後遺症の患者さんの症例ではありませんが、ブレインフォグの治療という点では共通する部分もあります。
今回の症例を読んでみてくださいね。
この患者さんについて
年齢 51歳 性別 女性 症状 ブレインフォグ、やる気がない、片頭痛、肩こり、首こり
ブレインフォグの治療とは?
この患者さんが悩まれていたのは、頭がぼやっとして、集中力が出ず、やる気も全く起きず、全身倦怠感もあるというものでした。
他には、偏頭痛や首のこりがひどく、とにかくすぐ疲れてしまうという症状もありました。
この症状から、低血糖症や、甲状腺機能低下、副腎機能低下(アドレナルファティーグ)、カンジダなどが考えられ、それらをまずフィシオエナジェティックという療法でチェックしました。
そして、低血糖や甲状腺の問題、副腎の問題があったので、それらに合うサプリメントをアドバイスしました。
そうすると、それらの問題が改善されました。
これだけ改善されたら、普通はかなり楽になります。
しかし、この患者さんは楽にはなったものの、まだブレインフォグによる症状が残ってしまいました。
それで、まだ違う原因が潜んでいる可能性があるので探っていきました。
そうすると、リンパの問題と出ます。
それで、思い当たる原因があったのでそれをチェックするとヒットしました。
それは、脳のリンパ循環に関することでした。
脳のリンパ循環を「グリンパティック」と言います。
このグリンパティックは脳からのデトックスや脳に栄養を与えています。
このグリンパティックが上手く機能しないとブレインフォグの症状が出る事があります。
この患者さんは、脳からのデトックスが上手くいかず老廃物が溜まり、それプラス栄養素が上手く行き渡っていなかったので、ブレインフォグになっていたのでした。
それプラス、脳に軽い炎症が起きていたのもブレインフォグの原因だったようです。
治療は、脳の炎症をひかせるサプリメントをアドバイスし、手技で脳のリンパの流れを良くしました。
すると、帰りにはかなりスッキリされたようで、「すごくスッキリしました!」と言われました。
ブレインフォグには、リンパの循環が大きく関わっている事があります。
ブレインフォグや、コロナ後遺症からのブレインフォグでお困りの方は、お気軽に相談&来院してみて下さい。
ブレインフォグの最近の症例ですので、読んでみてください。