アスリートの脚の不調の改善症例

アスリートの身体に上手く力が入らなかったら、パフォーマンスが発揮できなかったり不調になったりするのは当然ですよね?

野球選手やサッカー選手、スポーツなら何をするにも走るというのは基本の動作です。

その脚に上手く力が入らなかったら、ベストのプレーは出来ないでしょう。

大谷院長
今回は、陸上の短距離選手の脚に力が入らずに不調を訴えていた症例です。

この患者さんについて

短距離走者

  • 年齢 19歳
  • スポーツ 陸上の短距離選手
  • 主訴 走行時に左脚の前に痛みが出て、思うように練習出来ない

この患者さんの治療

筋肉の図

走行時に左脚の膝から下の前側に痛みが出るという事なので、その原因をフィシオエナジェティックという療法でみていきました。

そうすると、筋肉に上手く力が入らなくなっているのが症状の原因だったようです。

ですので、どの部分の筋肉に力が入りにくいのか、まずは左脚の筋力を検査していきます。

まず、大腿直筋、腿の前の筋肉で自転車をこぐときに踏み込んだりする筋肉です。

前のブログでも、この筋肉が弱い症例があったので良ければ読んでみてくださいね。

膝の痛みがあると、階段を降りるのが大変ですよね。 痛くなったことがある人にしか分かりませんが、エレベーターやエスカレーターをさがしたり

この筋肉に力が入りません。

押すと、「フニャ」と私の力に負けてしまいます。

鍛えている短距離の陸上選手が本来なら私に負けるはずがありません。

これは、腿の前の筋肉の本来持っている力が発揮できていません。

でも、これよりも優先して筋力を調整しない筋肉があるようです。

それは、左の大腰筋でした。

この筋肉は、お腹の深い部分にあって、腿を90度以上あげる時に使う筋肉です。

この筋肉に力が入らないと、当然腿を力ずよく素早くあげる事が出来なくなるので、故障やパフォーマンスのが発揮できない原因となってしまいます。

この大腰筋が本来持っている力が入らず、弱くなっているのを改善する事が優先的にする治療のようです。

フィシオエナジェティックでは、このように治療すべき優先順位も分かります。

では治療はというと、メンタルな事でした。

それを、解除します。

すると、大腰筋が本来持っている力を発揮できるようになりました。

それと同時に腿の前側の筋肉も力が入るようになりました。

これで、腿上げしてもらうとかなり良い状態になっている様子です。

それ以外にも問題があるかどうか検査します。

右の腿の後ろの筋肉に力が入らないのと、左の足の指をグッと握るようにする筋肉にも力が入りませんでした。

これを、脚のツボを使ったり、膝の受容器(センサーのようなもの)を整えると、両方ともしっかり力が入るようになりました。

これだけ短距離選手が脚に力が入らなければ、不調になって当然です。

それを整えると更に良い状態なりました。

これで、また練習してみてもらう事にして、その日の治療は終了。

スポーツ選手の不調には、意外とこの筋力が本来持っている力を発揮できていない事があります。

もし、何か不調があれば、気軽に相談&来院してみてくださいね。

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