捻挫の後遺症で多い「歩けるけど痛い」の原因とは?

足の捻挫で意外に多いのが、「歩けるけど痛い」という後遺症です。

捻挫だから「大したことない」と甘く見ていると「歩けるけど痛い」という症状がなかなか治らずに、中には1年以上痛みが続く場合があります。

大谷院長
今回は、最近来られた捻挫の患者さんの例を挙げて捻挫の後遺症についてお話ししていきますね。

なぜ、長い時間が経っても捻挫したところが痛むのか?

捻挫したところが痛む

まず、捻挫は

  1. 足首を捻った事によって筋肉がのばされてしまっているもの。
  2. 靭帯が伸びる程度のもの
  3. 靭帯の一部が切れたもの
  4. 完全に靭帯が切れてしまったもの

に分ける事が出来ます。

1が軽くて4に行くほど状態が悪くなるのは分かりますよね。

捻挫は最初の処置が大切です。

最初に、どれだけしっかりと処置して安静にしておいたかで、意外に多い「歩けるけど痛い」という後遺症を防ぐ事が出来ます。

最初の処置を誤ると、ただ筋肉が伸ばされただけの捻挫でも、意外と「歩けるけど痛い」が残ってしまう事もあります。

当整骨院に来られた「歩けるけど痛い」患者さんの例

足関節の靭帯

年齢 15歳

性別 男性

症状 捻挫をして「歩けるけど痛い」が2週間たっても改善されない

この患者さんは、クラブでサッカーをしていてジャンプして着地で足を捻ったそうです。

整形外科でレントゲンを撮ってもらった結果、骨には異常は無かったという事で安心はしていたそうですが、それで甘く見て、痛くても走ったりしていたようです。

当院に来られた時は、まさに「歩けるけど痛い」の状態でした。

靭帯を痛めてないか確認していきます。

痛めやすい足首の靭帯を圧迫していきます。

靭帯を痛めているなら、これで痛みがあるはずです。

ところが、どこも痛みがありません。

という事は、靭帯は痛めていなくて、捻挫をした時に筋肉が引き伸ばされて、その痛みが残ってしまっている状態です。

こういう時は、オステオパシーの手技で改善していきます。

1回目の治療で症状が少し軽くなって、2回目の治療をして次の朝起きたら、ほとんど痛みはなくなったという事でした。

軽い捻挫でもキチンと処置をしないと、意外と痛みは長引いてしまうものです。

いつか治るだろうと、放っておくと足首の不安定さが残ってしまい捻挫グセになることもありますので、心当たりのある方はお気軽にお問合せ&来院ください。

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