階段を降りる時の膝の痛みの症例
膝の痛み
膝の痛みがあると、階段を降りるのが大変ですよね。
痛くなったことがある人にしか分かりませんが、エレベーターやエスカレーターをさがしたり、駅のたった数段の階段なんか大変ですよね。
この患者さんの症状
患者 50代男性 症状 左膝の前面~内側にかけて違和感があり、階段を降りる時に痛む
この患者さんの膝の痛みの原因
この患者さんの場合、痛くなったのが1週間くらい前と、それほど長期に患っているわけではありませんでした。
ですので、痛みの原因さえ取り去ってしまえば早期の回復が見込めます。
筋力検査で膝周りの筋肉を検査していきます。
大腿直筋という腿の前の、自転車をこぐ時や、踏ん張る時に使う筋肉を検査します。
いきなり「筋力が弱い・・・」この筋肉が弱いのがおそらく原因です。
だから、階段を右足から降りる時に、左足で踏ん張って身体を支えないといけない時に、力が入らず痛みが出ているようでした。
しかし、筋力が弱いといっても「鍛えてない」とか、そういう事ではなくて何か異常があって力が入らなくなってしまっているようでした。
フィシオエナジェティックという治療法で大腿直筋という筋肉に力が入らない原因を探していきます。
ひとつは、痛い側と反対側の膝の関節の受容器(センサーのようなもの)の問題。
もうひとつは、メンタルの問題がありました。
ふたつとも問題を治療しました。
大腿直筋の検査をします。
筋力は・・・、強くなっています!
いや、強くなったというよりも、正しくは力が出せる正常な状態に戻りました。
これで、階段を右足から降りてもらうと、痛みはほぼなくなっていました。
来院された時の痛みが10でしたら、この時点で2くらいになっていました。
あとは、膝周囲の調整をオステオパシーで行うと、気にならなくなったようでした。
膝の痛みにも色々と原因がありますが、こんなケースもあります。
膝の痛みで悩まれている方は、是非お気軽に相談&来院下さい。