起立性調節障害の原因は〇〇⁉
学校に行くことが出来ず、起立性調節障害と診断されて困っている人は思ったよりもたくさんおられますが、その起立性調節障害の原因は様々です。
当院には、起立性調節障害で困っている方が来院されることがよくあります。
今回は、その起立性調節障害の改善例をひとつお話ししようと思います。
今回の起立性調節障害の患者さんについて
年齢 16歳 性別 男性 症状 起立性調節障害で学校にいけない
この患者さんの起立性調節障害の原因とは⁉
この男の子は高校生で剣道をやっていました。
しかし、学校に行ける日もあれば行けない日もあるという状態でした。
学校に行けない日は連続して数日間行けないという状態で、完全にシャットダウンしてしまって話す気力もないというような状態になります。
ところが、学校に行ける日はとても元気な男子高校生ということでした。
フィシオエナジェティックで原因を探していきます。
そうすると、頭に問題があるようです。
頭を触診していきます。
とても、カチカチで中に引き込まれていくような感覚があります。
この頭のカチカチの状態が血液やリンパの循環を阻害しているようです。
頭の循環不全の状態をオステオパシーという手技でやわらかくして、血液やリンパの循環を促していきます。
しかし、この頭がカチカチになる原因を根本的に解決しないとまた同じです。
この男の子は剣道をやって頭を竹刀で打たれる事が多く、それが頭がカチカチになる原因でした。
ですから、剣道の防具の面の中に衝撃吸収する素材の物を入れてもらいました。
そうすると、カチカチだった頭はやわらかく循環の良い状態を維持できるようになりました。
頭がやわらかく循環の良い状態を維持できるようになったので、起立性調節障害様の症状で学校に行けなくなることも無くなりました。
起立性調節障害の原因は様々です。
今回の原因は剣道での頭への衝撃が原因でした。
ということは、頭部に衝撃の入るサッカーのヘディングやボクシングでも同じような症状が出ることもあるでしょう。
しかし、このケースは珍しいケースです。
よくある起立性調節障害の原因は、体が上手くエネルギーを産生できない事や、メンタル的な事がほとんどです。
大事なのは、そのひとりひとり違う起立性調節障害の原因を探し出して治療することです。
起立性調節障害はこれといった、画一的な治療では良くなりません。
起立性調節障害でお困りの方は、ご相談してみてください。